Dior Couture Exhibition in Paris Vol.1

ずっとどこかのタイミングで纏めたいなと思っていたパリで行われていたDior展。

後にも先にも今までで一番、内容が濃くそして華やかで心躍る記憶に残る展示です。

バイヤーという仕事柄、自分の感性を研ぎ澄ませておくことはとても大切にしていて、
買付の時には必ず美術館や博物館、ギャラリーなどのアートに触れる様にしています。

多くの人が知っているDiorというブランド。
ディオールは元々建築家を目指し、特に装飾建築を好んでいたそうです。
ニュールックに始まり、バーティカル、オーバル、チューリップ、Hライン、Aラインと発表してきた事、
ディオールが《美しい造形》関心があった事が見てとれ全て繋がっていると感じます。

この展示は特に1点1点の作品、そしてレイアウト(展示の構図)の《造形:シルエット》
が本当に素晴らしかったので、その点に注目です。

作品に関しては、特にシューズのバランスは非常に秀逸。
オートクチュールの刺繍の細やかさ。
こうゆうクリエイションを見ると神は細部に宿る。
という様な、緻密な美しさがどう造形の完成度に反映するのかを感じます。

そしてここの美術館は照明のライティング一つ一つが全て意思とセンスを感じる美しいライティング。
陰影が最高の空間を作り出します。

そんな所を見ていただければ。
(写真の枚数に制限があるのでVol.2へ)
ここは色の色相毎に作品をコーディネイトして展示。
特にシューズのシルエットバランスに注目したい。
扇子が重なる様にデザイナーされたプリーツのドレス。バランスが美しい。
本当に美しいバランスです。
素晴らしい
この辺のクチュール感やデザインも本当にため息もの
ラフシモンズ クチュール コレクション
巻頭と飾った数々。展示の仕方がこの美術館はいつも本当にセンスが良い
Vol.2につづく

  

“Nowadays Antique jewelry” “Basic but differ of each” “Be concerned but not be hard to be naturaly” “Providing joy and happiness to people through good things”

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